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映画「舟を編む」感想

映画の感想2本目は、三浦しをん原作舟を編むです。

※ネタバレ注意


この作品は、今を生きる辞書「大渡海」をつくる辞書編集部のお話です。
最初から最後まで、熱い映画でした。
あと、宮崎あおいがかわいい。

この大渡海、見出し語24万語を収録する中辞書ということなのですが、中辞書でこんなにでかいの?広辞苑と同じサイズ?じゃあもうそれより大きいのってブリタニカとか図書館に並んでる系の辞書でしょうか。あの手の辞書は、恥ずかしながら開いたこともありません。重そうだし…。

さて本題に戻りますが、この作品、辞書一冊ができるまでの熱量がすごいなと。
見出し語をアルバイト達とひとつひとつ確認するシーンや、辞書に使う紙のこだわりとか。特に辞書に使う紙へのこだわりには、たしかに!と思わされました。ぬめり感を確認したい。と思いましたが、大学生になり一人暮らしをしてから手元には電子辞書しかありません。久しぶりに紙辞書に触れたい、そう思った瞬間でした。

この作品を見終わった後、ああ、広辞苑を1冊買って読んでみようか。なんてことを考えました。広辞苑を一冊読みました!なんて一生自慢できると思うんです。広辞苑が最近10年ぶりに大改訂されたので、いい機会かな、なんて。

ちなみに私は、右を説明しろと言われたら、
北を向いた時東の方向。と答えます。
この辞書を開いて読む時、偶数ページのある側。この表現は自分では思いつかないし、すごく好きな表現です。
辞書の個性が表れる語は面白いですね。